MacPawが提供するmacOSおよびiOS向けアプリサブスクリプションサービス「Setapp」が、3回目となる年次レポート「Macアプリレポート」を発表しました。このレポートでは、主に米国の1,241人のMacユーザーから、ソフトウェアとの関わり、AIの導入状況、M1/M2チップサポートの重要性、そして必須アプリについて回答を得ています。
レポートによると、平均的なMacユーザーは51個のアプリケーションをインストールしており、1日に最大15個のアプリケーションを使用しています。ブラウザアプリ、MicrosoftおよびGoogle Officeツール、Adobeソフトウェアが必須アプリとして最も多く挙げられています。その他の必須アプリとしては、MacユーザーはSpark、Zoom、1Password、Slackといった生産性の高い仕事に役立つアプリを挙げています。
新しいアプリの購入を検討する際、Macユーザーはアプリの価格と機能に注目する傾向があります。購入をためらう主な理由としては、悪いレビューや日常的な使用に不安があることなどが挙げられます。

セットアップレポートの調査結果によると、回答者の42%がAIベースのアプリを日常的に使用しています。また、AIベースのアプリユーザーの63%が、AIツールの方が有益だと考えています。
「最新のMac開発者調査によると、Mac開発者の44%が既にアプリにAI/MLモデルを実装しており、28%が実装に取り組んでいることがわかりました。AIがユーザーサポートを強化させることで、アプリの利用体験を変革していることがわかります」と、Setappのプロダクトリードであるミコラ・サビン氏は述べています。「Setappでは、AIツールやプラットフォームに実装した機能の導入が順調に進んでいることを目の当たりにしています。AI導入を初めて成功させる人は必ずしも多くありませんが、一度成功した人は、その機能を繰り返し利用する傾向があります。」

このレポートによると、Macユーザーの83%が前月にMacソフトウェアの有料購入を経験しています。支払いモデルに関しては、回答者はいつでもアプリの使用や支払いを停止できるため、サブスクリプションを好んでいます。一方、アプリの単発購入はより費用対効果が高いと考えられています。
Macが選ばれる主な理由は、その優れたパフォーマンス、信頼性、そしてmacOSオペレーティングシステム自体です。最も人気のあるMacデバイスはMacBook Proです。回答者の70%がM1/M2チップを搭載したMacを使用しています。レポート全文はhttps://setapp.com/mac-apps-reportでご覧いただけます。
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